パター探しの旅:ショートパットの究極のやさしさ

パター探しの旅:ショートパットの悩みから見つけた「究極のやさしさ」への道

ゴルフにおいて、スコアメイクの鍵を握るパッティング。その相棒となるパター選びは、ゴルファーにとって永遠のテーマと言えるでしょう。今回は、私が経験したパター探しの旅と、そこで見つけた「やさしさ」への道のりについてお話ししたいと思います。

スコッティキャメロンから始まったパター遍歴

元々、私は スコッティキャメロン のピン型パターを長年愛用していました。その美しいフォルムと繊細な打感は、まさに「所有する喜び」を感じさせてくれるものでした。しかし、ゴルフが上達するにつれて、ショートパットを外すことが増え、それが大きなストレスとなっていました。繊細な感覚が求められるピン型ゆえに、ちょっとしたミスの許容範囲の狭さに悩まされていたのです。

TPコレクション ブラック バンドン トラスヒールで光明が差す

このショートパットの悩みを解消するため、次に手に取ったのが TaylorMade TP コレクション ブラック バンドン トラスヒール でした。トラス構造による安定感と、やや大きめのヘッド形状が、ショートパットでの安心感を与えてくれました。結果は良好で、ミスが格段に減り、パッティングへの苦手意識が薄れていきました。気になる所はやや軽いので鉛を貼ったりして調整していました。

究極のやさしさを求めて:スパイダーツアー トラス TM2 トラスセンターへ

バンドン トラスヒール で満足はしていたものの、私はさらなる「やさしさ」を求め、最終的に TaylorMade スパイダーツアー TM2 トラスセンター に行き着きました。

このパター最大の特長は、やはり「スパイダーパター」と「トラス構造」の組み合わせです。初めてのセンターシャフトでしたが、すぐに違和感なく構えることができ、まるで真っ直ぐに引いて真っ直ぐに打つような感覚でストロークできるようになりました。これにより、パッティングにおけるミスが劇的に軽減され、自信を持ってストロークできるようになりました。

ロングパット対策と今後の展望

現在、Spider スパイダーツアー TM2 トラスセンター は、ロングパットでのショートを防ぐため、Golf it! のバランスチップを5枚、ヘッドにべったりと貼っています。この調整により、距離感が安定し、非常に良い状態を保っています。今のところ、速いグリーンでプレーする機会が少ないため、このセッティングで十分に対応できています。

次なる「やさしさ」への模索:L.A.B.Golf と ODYSSEY Ai-ONE

現状に満足しているものの、ゴルファーの性として、より良いものがあれば試してみたいという気持ちは常にあります。次に「究極のやさしさ」を追求するなら、やはり L.A.B.Golf のゼロトルクパターが候補に挙がります。知人が所有している L.A.B.Golf DF3 を試打させてもらったところ、確かに真っ直ぐ引けて非常に楽に感じました。しかし、ヘッドの素材が軽いせいか、打感が私の好みではなかったため、10万円以上を支払ってまで購入する決断には至りませんでした。フィッティングも必要で4ヶ月程度かかるみたいでした。

そんな中、最近試打して好印象だったのが ODYSSEY Ai-ONE SQUARE 2 SQUARE MAX です。こちらもL.A.B.Golf のように真っ直ぐ引ける感じがあり「やさしさ」を感じ、L.A.B.Golf との違いは、打感でした。打感は良く、嫌な気持ちにならなかったため、これは新たな候補として浮上しました。

発売が待たれる Spider ZT STANDARD

そして、最後に注目しているのが、6月27日に発売される TaylorMade Spider ZT STANDARD です。Spider シリーズの最新作として、どのような進化を遂げているのか非常に興味があります。

発売されたら、まずは試打をして、今のパターと比較検討してみたいと考えています。正直なところ、今の Spider スパイダーツアー TM2 トラスセンター でも十分に満足しているのですが、より良いもの、より自分に合うものがあるのなら、積極的に検討していきたいですね。

パター選びは、まさに自分との対話です。これからも、自分にとっての「究極のやさしさ」を追求する旅は続いていくことでしょう。


パター使用履歴

1.XXIO 2代目 パター
2.TaylorMade 初代スパイダーパター
3.スコッティキャメロン ニューポート2
4.TaylorMade TPコレクション ブラック バンドン トラスヒール
5.TaylorMade スパイダーツアー TM2 トラスセンター